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ロール成形・ロールフォーミングとは

ロール成形とは(ロールフォーミングとは,Roll Formingとは),タンデム(縦列)に配列した複数組の凹凸成形ロールのすきまに,コイル材・フープ材・切板などの金属素板または金属帯を送り込み,ぜん進的かつ半連続的に幅方向の曲げ加工を加え,平坦な素板から目的とする横断面形状を有する管材・形材・プレート材・サッシ材などを製造する板材の成形加工法です。
本成形法は,板材の成形加工法として,また,電縫管・コラム・軽量形鋼・デッキプレート・ルーフ材,などに代表される各種製品の製造技術として,質・量ともに大きな役割を果たしています。
ロール成形の技術的特徴は次のようです。
( 1 ) 所要の横断面を有し,均質,かつ,長尺の製品の大量生産に適しています。
( 2 ) 表面性状・形状・寸法精度に優れた製品を得ることができます。
( 3 ) 複雑な横断面形状を有する製品を製造することが可能であり,かつ,素板の特性に応じた成形加工を行うことができます。
( 4 ) 連続加工であるため,成形機と同調する切断機・プレス機・溶接機などにより,製品の所要長さへの切断や,成形品への長手方向曲げ・穴あけ・エンボス・溶接・組立てなどの付加的・補助的加工を,高生産性を維持しつつ行うことができます。

( 「新版・先進ロール成形」より抜粋 )

ロールフォーミング模式図

ロールフォーミング分科会 活動趣旨

ロールフォーミング分科会は昭和48年に設置され,それ以来,ロール成形の分野に携わる研究者・技術者を組織化し,研究例会,セミナー・講習会,テキストの出版を通して知識・情報の交換,技術動向の分析調査,技術者の教育などの活動を続けています.
【ロールフォーミング分科会規程】

書籍「塑性加工特別技術選書 新版・先進ロール成形」を販売しています.詳しくは最新情報ページをご覧ください.

連絡先

E-mail:rollform@jstp.or.jp

メンバー

主査 長町 拓夫 広島工業大学
幹事 岡部 能知 JFEテクノリサーチ㈱
顧問 木内  学 東京大学名誉教授

会員数:42名

 

 

E-mail:k.utsunomiya.mp@it-hiroshima.ac.jp